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決裁者を動かす企画書の書き方。社内イベント稟議の通し方
「これは絶対に会社のためになる良い企画だ!」
そう信じて提出した企画書が、上司や役員の一言であっさり却下される…。
多くのビジネスパーソンが経験するこの悔しい瞬間。
しかし、その原因は企画自体の内容が悪いのではありません。
実は 「伝え方」 に問題があるケースが圧倒的に多いのです。
この記事では、あなたの提案がなぜ却下されるのか、その根本原因を明らかにし、頭の固い決裁者さえ動かす最強の「企画書」の作り方を解説します。
なぜ、あなたの「良い提案」は、いつも却下されるのか
熱意を込めた企画がなぜ簡単に否定されてしまうのか。
それは「決裁者」という存在を理解していないからです。
彼らは一般社員とは異なる“物差し”で物事を判断します。
「楽しそう」という感想では、決裁者は動かない
「このイベントは絶対に盛り上がります!」
「社員の満足度が上がります!」
こうした熱意だけの言葉は、決裁者には響きません。
彼らが求めているのは感想ではなく、会社にどう利益をもたらすかという論理です。
「費用対効果」が示されていない致命的な欠陥
多くの企画書には「費用」は書かれていても、「リターン」が欠けています。
決裁者にとってリターンの見えない投資は、ただの浪費にしか映りません。
決裁者のリスク(=もし失敗したら?)に答えていない
決裁者が最も恐れるのは「失敗の責任を取らされること」。
企画書に「もし盛り上がらなかったらどうするか?」というリスクヘッジがなければ、承認は下りません。
【よくある失敗パターンまとめ】
企画書の欠陥 | 決裁者の懸念 |
---|---|
「盛り上がる」など感想ベース | 利益に繋がらない |
費用だけ書かれて効果がない | 投資ではなく浪費 |
リスク対策が不明 | 失敗時に責任を問われる |
稟議を100%通す企画書に必要な「3つの要素」
ではどうすれば良いのか。
答えはシンプルで、企画書に 「三種の神器」 を盛り込むことです。
① 大義名分:会社のどの「経営課題」を解決するのか
提案は単なるイベントではなく、経営課題を解決する戦略であると位置づけましょう。
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離職率の高さ
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部署間の連携不足
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社員エンゲージメントの低下
経営者が頭を抱える課題と結びつければ、一気に説得力が増します。
② 投資対効果(ROI):かけた費用に対し、いくら儲かるのか
数字で示すことが何より重要です。
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「離職率が〇%改善 → 年間〇〇円の採用コスト削減」
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「研修後の生産性向上により年間売上〇〇円増加」
誰もが納得できるROI(投資対効果)を提示しましょう。
③ 成功の証明:なぜ失敗しないと言えるのか
決裁者の最後の不安を払拭するには、客観的な証拠が必要です。
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他社の導入事例
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専門家のコメント
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返金保証やトライアルプラン
リスクゼロであることを示すのが決め手になります。
さらに、導入後に社員の一体感を確実に高めたいなら、揃いのウェアで一体感アップ。イベント用チームウェアの選び方 も参考になります。
「どんなデザインなら士気が上がるのか?」「コストと品質のバランスはどう考えればよいか?」といった疑問を解消しつつ、決裁者が安心して導入判断できる“最後の後押し材料”になります。
「ピックルボール研修」最強の企画書テンプレート
この3要素を使えば、「ピックルボール研修」の企画書は説得力を爆発的に高められます。
大義名分:「離職率低下による採用コスト〇〇円の削減」
「本企画の目的はレクリエーションではなく、深刻化する若手社員の離職率を改善し、年間〇〇円にのぼる採用・教育コストを削減する戦略的投資です」
投資対効果:研修費用に対しリターンは〇倍である
「研修費用は〇〇円ですが、社員一名の離職を防ぐだけで〇〇円のコスト削減。投資対効果は〇倍に達します」
成功の証明:「導入企業様の声」と「トライアルプラン」の提示
「すでに〇〇社が導入し、社員満足度が〇%向上した実績があります。まずは効果を実感いただける半日体験プランもあり、リスクは一切ありません」
【企画書チェックリスト】
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大義名分:経営課題との結びつきはあるか
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投資対効果:数字でROIを示せているか
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成功の証明:客観的な裏付けがあるか
まとめ
熱意だけでは決裁者は動きません。
稟議とは「論理」と「利益」で勝負する場です。
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大義名分:どの課題を解決するのか?
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投資対効果:いくらの利益になるのか?
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成功の証明:なぜ失敗しないのか?
この3つに答える企画書だけが、決裁者を動かし、あなたのアイデアを現実に変えるのです。
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